FC2ブログ

Home > 2008年12月

2008年12月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • Comments (Close): -
  • TrackBack (Close): -

WHITE ALBUMのレビューNo.2

『WHITE ALBUM』に登場するヒロインは、主人公・藤井冬弥の彼女で新進気鋭のアイドル・森川由綺、主人公や由綺と同じ大学に通う先輩の澤倉美咲、由綺と同じ芸能プロダクションに所属する現在トップアイドルの緒方理奈、冬弥の幼馴染みの河島はるか、冬弥がアルバイトで家庭教師をすることになる観月マナ、由綺のマネージャーの女性・篠塚弥生の6人です。

由綺は主人公と高校時代から付き合っていますが、アイドルとしてデビューしてからは時間がなくなかなか会えません。素直な性格をしています。

美咲はおとなしい性格の女性で、冬弥や由綺、冬弥の友人の彰など周りの人たちから慕われています。

理奈は努力とその才能によって若くしてスターダムに上り詰めた現在トップの人気のアイドル。自分に自信を持っており気が強いです。

はるかは飄々とした性格で主人公とは男友達のように付き合っています。しかし高校時代に事故で兄を失ったことが心の傷になっています。

マナは高校生。幼い外見ですが必死に大人ぶろうとします。生意気な性格をしており年上の冬弥も振り回します。

弥生は由綺のマネージャーで冷静で冷徹な性格の女性。由綺をトップアイドルに成長させるため、冬弥が由綺に会うことを阻害したりします。

『WHITE ALBUM』は萌えゲー『ToHeart』の後の作品ですが萌え要素はほとんどなく、大人の恋愛を描いています。
キャラクターも、萌えるという感じではないでしょう。
ですがシナリオをプレイすれば、シナリオの出来の良さからキャラに愛着が湧くはずです。


WHITE ALBUMのレビューNo.1

今日から3回に渡って『WHITE ALBUM』をレビューします。

美少女ゲーム業界に、サウンドノベルのシステムを「ビジュアルノベル」として持ち込んだLeaf。

ビジュアルノベル三部作『雫』『痕(きずあと)』『ToHeart』はいずれもヒット作となり、とくに3作目の『ToHeart』はそれまでの『雫』『痕』のダーク路線とはがらっと作風を変えたポップで明るい学園もので、キャラクターが魅力的でシナリオも良くできていたこともあり、美少女ゲーム界に一大ムーブメントを巻き起こしました。

現在美少女ゲーム界で主流の作品は学園ものですが、そのテンプレートを作ったのが『ToHeart』だと言っても過言ではないでしょう。
美少女たちと明るく楽しい学園生活を過ごすというストーリーの『ToHeart』はまさに正統派「萌えゲー」だったのです。当時「マルチ萌え~」だった人も多いはず。

そんなLeafが明るい萌えゲーであった『ToHeart』の次にリリースしたのは、『ToHeart』とはまったく路線が逆の、三角関係による心の痛みを描いた作品『WHITE ALBUM』でした。

『WHITE ALBUM』は1998年にリリースされ、そのプレイヤーの心をえぐるシナリオによって多くのプレイヤーを鬱状態にしました。

『WHITE ALBUM』は、主人公にすでに彼女がいるところから物語が始まるのが特徴です。

彼女の名前は森川由綺で新進気鋭のアイドル。
主人公と由綺と他の女の子との三角関係が描かれ、プレイヤーは辛い気分を味わうことになるのです。


ナースにおまかせのレビューNo.2

『ナースにおまかせ』のレビュー2回目です。

攻略キャラクターは前述した4人。

涼子は明るく気さくな性格で、ノリのよいお姉さんです。
主人公が入院して早々勘違いで主人公のアソコの毛を剃ってしまい、そのお詫びに「手厚い看護」をすることを約束します。

水谷舞はおっちょこちょいで天然の恥ずかしがり屋の性格をしていますが、主人公のことは以前から気になっていたよう。
入院初日に思いっきり巨乳を揉んでしまい、それ以来郁哉の姿を見ると照れまくります。

鈴は小柄ですが口調は辛辣な女性。
京都弁が特徴で、主人公を何かとおもちゃにします。

沙耶香は医院長で、お色気たっぷりで大人の色香を感じさせます。
主人公をからかうのが趣味。


この作品の特徴はとにかくナース全員が郁哉に好意を持っており、積極的に迫ってくること。
よって非常にH度の高い作品になっています。

3P、パイズリ、足コキなどシチュも豊富。

もちろん全部ナース服でなのでナース好きにはたまりません。
ナース服以外のHもあります。

とにかくHシーンはむちゃくちゃ多いです。
なんせプロローグからいきなり顔射。
入院初日だけで郁哉はいろいろとしたりされたりしてしまいます。

またHシーンでの特徴が汁ゲージ。
これはH中の選択肢で興奮する方を選べば汁が溜まるもので、汁が溜まれば第二ラウンドへ突入できるというシステム。
第三ラウンド目指して溜めるのだ!


『ナースにおまかせ』はナース好きにはたまらないエロエロな抜きゲーです。
ナース属性はないという人でも、Hシーン目当てにプレイしてみてはいかがでしょう?
ああ、ナースとはこんなに素晴らしいものだったのかと目覚めるかもしれませんよ。

とにかくHなゲームがやりたいという人にもお薦めです。
アトリエかぐや作品をプレイしたことがない人もぜひどうぞ。


ナースにおまかせのレビューNo.1

『ナースにおまかせ』のレビュー1回目です。

看護婦。それは男の憧れ。

「治療」と称してあんなことやこんなことをしてもらったり、ナース服であんなことやこんなことをしたり…。

そんな欲望をたっぷり満たしてくれるのが、アトリエかぐやから2004年に発売された『ナースにおまかせ』です。
メーカーが謳っているジャンル名は「ラブラブイカされ入院生活AVG」。

コンビニでバイトをしている主人公・早瀬郁哉は、いつもお弁当を買いに来る近所の皇(すめらぎ)病院の美人看護婦さん・白川さんに秘かな想いを寄せていました。

そんなある日、郁哉は交通事故に遭い、骨折のため皇病院へと入院することになります。
そこは憧れの白川涼子さんの他にも、巨乳でちょっとドジな水谷舞、片目にしている包帯がトレードマークで辛辣な性格の御堂鈴、舞以上の巨乳を持つ皇医院の医院長・皇沙耶香など、美人の看護婦・女医さん揃いの病院でした。

入院早々手違いで涼子にあそこの毛を剃られてしまった郁哉は、代わりに「手厚い看護」を希望します。
こうして、美人看護婦たちに囲まれたラブラブでHな入院生活が幕を開けたのでした。

ゲームスタイルはオーソドックスなADV+マップ移動。
マップでお目当てのキャラのいる所に移動して会話をし、好感度を上げてストーリーを進めることになります。

アトリエかぐやは凌辱系・純愛系ともに質の高い「抜きゲー」を多数出している大手ブランド。
この作品もかぐやの名に恥じないとにかくHな作品になっています。


School Days(スクールデイズ)のレビューNo.2

『School Days』は、フルアニメーションですが、要所要所で選択肢が表示され、それを選ぶことによって物語が分岐するので、その点は他の美少女ゲームとあまり変わらず、戸惑わずにプレイできるでしょう。

この作品の特徴はその予想も付かない物語展開にあります。
ネタバレを避けるため詳しくは言えませんが、あらすじだけを見れば誰もが爽やかな学園恋愛ストーリーを想像するでしょう。

しかし実際は、非常にドロドロとしたキャラクターの心理、泥沼の三角関係を描いたものになっています。

いわゆる「修羅場」展開がかなり多いです。

とくにエンディングは凄まじい展開のものが多く、プレイヤーを鬱状態に突き落とすものが多いのが特徴です。

Hシーンはアニメーションのクオリティが高い上、アニメもよく動くためかなり質が高いでしょう。

『School Days』はそのプレイヤーの度肝を抜く展開で支持を受け、TVアニメ化もされ好評を博し、ファンディスクの『Summer Days』も発売されました。

現在流行の「ヤンデレ」という言葉が広く普及したのは言葉の存在がきっかけだったと思われます。
「ヤンデレ」というのは、精神的に病んでいながら主人公に愛情を示すキャラクター、またはその状態を指します。言葉はそれまでの美少女ゲームにはいなかった、非常に新鮮なキャラだったのです。

爽やかな学園モノに見せかけておきながら凄まじい展開の連続の『School Days』、ぬるい美少女ゲーム・萌えゲーに飽きている人はぜひ一度どうぞ。ぶっとびます。

修羅場・三角関係が好きな人にももちろんお薦めです。ヤンデレに一度触れてみたい方もぜひどうぞ。


School Days(スクールデイズ)のレビューNo.1

好きな子を携帯の待ち受け画面にして、3週間隠し通したら想いが叶う――

主人公・伊藤誠は、毎朝同じ電車に乗っている隣のクラスの少女・桂 言葉(かつら ことのは)に秘かな想いを寄せていました。
その時にこの噂を耳にします。

そんなところから始まるOverflowのフルアニメーション学園ストーリーが、今回紹介する『School Days(スクールデイズ)』です。

この作品の特徴は、ゲームのスタイルが一般的な美少女ゲームのそれである立ち絵+メッセージではなく、物語全編が高画質のフルアニメーションによって進行すること。

そのゲーム全体のアニメーションの分量はTVアニメ70話分以上と膨大なものになっています。
必要なHDDの容量も7.6GB以上と、現在の通常の美少女ゲームが必要とするHDDの容量が平均1GB程度であるのに対して、かなり多いものになっています。

しかしアニメーションのクオリティはその必要スペックに引けを取るものではなく、作画もキャラクターデザインのごとうじゅんじ氏の陰影のはっきりしたタッチを忠実に再現したもので、ビジュアル面では美少女ゲームでは屈指のものになっています。

ストーリーのメインを担うヒロインは、桂言葉と西園寺 世界(さいおんじ せかい)の2人。
世界は誠の友人でいつも気軽に接していますが、秘かに誠を想っています。
言葉はロングヘアと整った顔立ち、抜群のスタイルが特徴のおとなしい美少女で、その容姿ゆえにクラスの女子からは妬まれいじめを受けています。

他にも、世界の親友の幼い容姿で無口な少女・清浦 刹那(きようら せつな)、言葉をいじめているグループの一人、加藤 乙女(かとう おとめ)など個性的なヒロインが登場しますが、物語は誠、言葉、世界の三人をメインに進んでゆきます。


「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」レビューNo.3

『恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの』のレビュー最終回です。

『恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの』はとにかく最初から最後までストーリーが甘々で、妹好きにはたまらない作品と言えるでしょう。

Hシーンの回数も比較的多く、可愛らしい絵柄にもかかわらず描写は濃いめで、妹たちとのラブラブなHが楽しめます。
セーラー服やブルマなどの着衣Hが多いのも特徴です。
マニアにはたまりません。
絵柄が幼いめのタッチのこともあり、Hシーンはなんとも背徳的な感じがあります。

サンプル画像はこちら

またこの作品で画期的なのは、ショタキャラである「秋巳」を登場させたことでしょう。

一応解説しておくと、「ショタ」とは「ショタコン」のことで、「ショタコン」とは幼くて可愛い男の子を愛好する人たちのことを指し、転じて現在では幼くて可愛い男の子を「ショタキャラ」と言ったりします。

秋巳にはまってそっちの道に目覚めてしまった人も多いのではないでしょうか。
実際このソフトの発売当時、ショタ属性なんてなかったのに秋巳にやられまくった人たちが続出しました。

もし「妹属性」を自称する人でこの作品を未プレイの人がいたら絶対にやりましょう。
妹たちがみんな可愛くて主人公を慕ってくれて愛されまくりで、改めて妹の魅力の素晴らしさに気付かされますよ。
「ショタはちょっと…」とか「いくら可愛くても男の子とHなんて…」と思っている人でもとりあえず秋巳を攻略してみることをお薦めします。
新しい属性に目覚めるかもしれません。それほど秋巳は可愛くて魅力的です。

妹属性がない人でも、このソフトをプレイすれば妹属性に目覚めるかもしれません。可愛いキャラクターと濃いめのHが楽しめる作品として、お薦めの一本です。

ダウンロードしてすぐプレーできます


「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」レビューNo.2

ストーリーは、ある日主人公が偶然、千夏の「…お兄ちゃん…」というひとりHの喘ぎ声を聞いてしまったところから始まります。


その日から、変わらないと思っていた自分と妹たちとの関係に微妙な変化が…。

サンプル画像はこちら

攻略キャラクターは全部で3人。
長女の「千夏」はスポーツが得意の元気いっぱいな少女。

お兄ちゃん大好きなため、かいがいしく主人公の世話を焼いてくれます。お兄ちゃんへの好意も一番ストレートにぶつけてきて、お兄ちゃんに積極的にアタックしてきます。
とにかくお兄ちゃん大好きな少女です。


次女の「美冬」は末っ子で、生まれつき体が弱くて病気がちなおとなしい少女。
末っ子で甘やかされて育ったため少しわがままなところもあり、純粋です。兄上様のことは大好きですがHに関する知識はほとんどないので、お兄ちゃんがいろいろと教えてあげましょう。


次男の秋巳は、男の子にもかかわらず家事全般全部こなせる超有能な子。そのため、主人公の世話をいろいろと焼いてくれます。
兄様が憧れの人で、兄様の一番になりたいといつも思っています。
そのためには兄様にはどんなことをされてもいいと思っています。
男の子ですがなんとH可能!妹だけでなく弟とも禁断の関係を結んでしまいましょう。


そういうわけで、この作品の攻略キャラクターは全員妹(弟もいますが)なのです。まさに妹好きのためのソフト!
またこの作品には、妹たち全員とラブラブになれちゃうハーレムルートも存在しています。
誰かひとりなんて選べない!とかとにかく妹たち大好き!という人には嬉しいでしょう。
ダウンロードしてすぐプレーできます


「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」レビューNo.1

『恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの』を3回に渡ってレビューします。



「妹」キャラは、いまやもう美少女ゲームには必要不可欠な存在です。
無条件で兄である主人公を「お兄ちゃん」と慕ってくれる女の子。
かいがいしく主人公の世話を焼いてくれて、主人公が他の女の子と親しくしたりするとやきもちを焼いたりして…。
そんな「妹」キャラは大変魅力的です。
自分は「妹属性」だ!という人もたいへん多いのではないでしょうか。
そんな「妹属性」の人のためにピンポイントで発売された作品、それが今回紹介する、『恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの』です。


『恋する妹は~』は、2003年にCAGEから発売されたオーソドックスなAVG。
特徴は、3人のヒロイン全員が「妹」であることです。
全員、主人公であるお兄ちゃんラブラブで、長女の「千夏」は「お兄ちゃん」、次女の「美冬」は「兄上様」、次男の「秋巳」は「兄様」と、お兄ちゃんを慕いまくってきます。
…そう。このゲームでは、妹のほかに、「弟」も攻略可能なのです。それについては後で詳しく述べるとしましょう。

とにかく、普通の美少女ゲームでは最初はそれほど親しくない女の子と、徐々に好感度を上げていくことによってストーリーを進展させてゆきます。
しかしこの作品では妹たちは全員最初っからお兄ちゃんへの好感度MAXです。
よって、しょっぱなから妹たちとの甘いラブラブ生活が味わえます。
まさに「妹」好きにとっては萌え転がれる、たまらない作品と言えるでしょう。

 



アトラク=ナクアのレビューNo.2

アトラク=ナクアのレビューの2回目です。

女郎蜘蛛である主人公比良坂初音は、宿敵・銀(シロガネ)との戦いで傷付いた体を癒すため、とある学園に巣を張る。
そこに女生徒の一人として潜り込み、妖しの力を使い人間の精を喰らうことに。

果たして、初音の周りの人間の運命は。
そして、初音と宿敵・銀との決着の行方は……。

この作品の魅力はなんといっても、描写の巧さが持つ圧倒的な文章力、淫靡な雰囲気を醸し出すBGM、ダーク系の彩色のグラフィックとの相乗効果による耽美な雰囲気でしょう。
ビジュアルノベルでは文章が主体のため文章が下手では話になりませんが、この作品はとくに場面描写・心理描写の巧さが卓越しており、初音によってじわじわと追い詰められていく人間の心理などは手に汗握るものになっています。

初音が精を吸うこと=Hシーンなのですが、描写が非常に淫靡で、Hシーンを抜いたらこのゲームは意味がなくなってしまうという、18禁作品の特性を生かしたものになっています。

この作品の文章の巧さは全美少女ゲームの中でもトップクラスと言っていいでしょう。
なにより、その文章力によって、主人公である初音の存在感が際立って、圧倒的なリアリティを持っています。

またShade氏によるBGMも全曲素晴らしく、普通の場面のおとなしめのBGMは聴く人間を酔わせるような雰囲気があり、バトルシーンのBGMは非常な緊迫感を演出してくれます。

アリスソフトは、ほとんどの美少女ゲームがADV・ノベルタイプになってしまった現在でも、ゲーム性を持ったゲームを作り続けている希有なブランドです。
そのせいでアリス作品に手を出すのをためらっている人は、この『アトラク=ナクア』から入ってみてはいかがでしょうか。
ノベルゲームでも最高峰に位置するこの作品をプレイしないのは、あまりに損だからです。

アトラク=ナクアのレビューNo.1

『アトラク=ナクア』のレビュー1回目です。

家庭用ゲームメーカー・チュンソフトが確立したジャンルに「サウンドノベル」というものがあります。
これは、画面一杯に文字を表示して、ゲームながらあたかも小説を読むような体験をプレイヤーにさせるもの。
この画期的な方法はその後チュンソフトの『かまいたちの夜』、『街』を経て広くゲーム業界に広まりました。

この「サウンドノベル」のシステムを美少女ゲーム界に持ち込んだのが、1996年にLeafから発売された『雫』です。
こちらはサウンドノベルとは違い、「ビジュアルノベル」と銘打たれています。
サウンドノベルとの大きな違いは、サウンドノベルが画面に表示するグラフィックはあくまでシルエット的なものだったのに対して、ビジュアルノベルはキャラクターの立ち絵、一枚絵を表示し、その上に文字を重ねていること。

Leafによって美少女ゲーム界にもたらされたビジュアルノベルのシステムは、ゲーム性のあるゲームを作るより労力が少なくて済むこと、物語性を強くプレイヤーに訴えられることなどで広くメーカー・ユーザー両方に受け入れられました。

ビジュアルノベルスタイルがブームになり、雨後の筍のようにビジュアルノベルが発売されていた1997年、美少女ゲーム黎明期から存在しているブランド・アリスソフトから満を持して発売されたのが、今回紹介するビジュアルノベル『アトラク=ナクア』です。

『アトラク=ナクア』はLeafのビジュアルノベル作品『雫』『痕(きずあと)』の流れを汲む伝奇ノベル。
当初は『アリスの館4・5・6』に収録された一作でしたが、2000年に単品で発売されました。
伝奇ノベルの傑作としていまだに評価の高い一作です。


つよきすのレビューNo.3

『つよきす』のレビュー3回目です。

『つよきす』の特徴はゲームが2部構成であること。

第1部は普通に個性豊かなキャラクター達と学園生活を送り、お目当ての女の子のルートに入ることを目指します。
この第1部のキャラクター同士のやりとりが非常に面白いのです。

キャラクターの個性を生かしたテンポのいい会話や有名なオタク作品からのパロディなどを随所にちりばめたもので、オタクなら思わずニヤリとしてしまう箇所も多く、そうでなくても笑えます。
フカヒレやスバルのキャラクターも会話を盛り上げるのに一役買っています。
特にフカヒレのキャラは強烈で、フカヒレなしではここまで会話が面白くないでしょう。

第2部はキャラクター別のルートで、女の子との甘い時間が描かれます。
第1部ではツンツンしまくりで強気だったあの娘が思いっきりデレまくってくれます。
どのキャラも強気なので、第2部で女の子がデレた時の破壊力には凄まじいものがあります。
思わずにやけてしまう人も多いのではないでしょうか。

Hシーンもありきたりなものでなく、各キャラクターの個性が生きています。

『つよきす』はOP・EDともに美少女ゲームや近年ではアニメ・映画でも音楽を製作しているクリエイター集団・I'veの手によるもので、とくにOP曲の『Mighty Heart ~ある日のケンカ、いつもの恋心~』は「電波曲」と言われる強烈なもので作品に非常に合っています。
テンポ良く楽しめ、キャラクターも立っている『つよきす』は、美少女ゲーム初心者にも濃いオタクにもおすすめです。
皆さんもこの作品で「ツンデレ」の魅力に目覚めてみてはいかがでしょうか。


つよきすのレビューNo.2

『つよきす』のレビュー2回目です。

『つよきす』最大の魅力は、なんといってもその個性溢れるキャラクター達です。
ヒロイン達だけでなく、男キャラ、脇役にいたるまでとてもキャラが立っているのです。

攻略できるヒロインは、鉄乙女、蟹沢きぬ、霧夜エリカ、椰子なごみ、大江山 祈(おおえやま いのり)、佐藤良美の6人。
乙女は何よりも規律を重視する生真面目な性格で、「鉄の風紀委員」として学園の生徒達に恐れられています。

蟹沢きぬ、通称「カニ」(本人が名前を嫌っているため)は主人公の幼馴染み兼悪友で、異性という感じはほとんどありません。いつも一緒にバカをやっています。

霧夜エリカはハーフの金髪美少女。
キリヤコーポレーションの娘で生徒会長ですが、それを鼻にかけることはありません。
しかし自分には絶対の自信を持っています。

椰子なごみはレオの後輩で、一匹狼的な性格で誰とも馴れ合おうとせず、他人を見下すような性格をしています。

祈先生はセクシーなレオのクラスの担任。

佐藤良美、通称「よっぴー」(本人はこの呼び方を嫌がっている)はエリカの親友で、生徒会の暴走にブレーキを掛けている苦労人。

どのヒロインも非常に個性豊かで、必ず気に入るキャラがいるでしょう。

さらに主人公の友人の鮫氷 新一(さめすが しんいち)、伊達スバルもまたとても魅力的です。
新一は名字から「シャーク」と呼ばれたがっていますが、ヘタレな性格のため通称は「フカヒレ」。
スバルは面倒見が良く、同級生ながらレオやカニにとっては兄のような存在。どちらも楽しい学園生活の会話を盛り上げてくれます。

明日は『つよきす』のレビュー最終回です。


つよきすのレビューNo.1

『つよきす』を3回に渡ってレビューします。

いまやオタク達の間の共通概念になった感すらある「ツンデレ」。
説明しておくと、「ツンデレ」とは、普段はツンツンした態度を取っている女の子が、たまに主人公に対してデレッと甘えた態度を取ること、またはそういう態度のキャラクターを指します。

近年この「ツンデレ」は大ブームで、「ツンデレカルタ」や「ツンデレCD」なども発売されているほど。
いまやどの美少女ゲームにも必ずひとりはツンデレキャラがいるといっても過言ではありません。

その「ツンデレ」ブームの頂点の時に発売されたのが、今回紹介するきゃんでぃそふとの『つよきす』です。

この作品のウリはなんと「ヒロイン全員がツンデレ」という点。

それだと、どのキャラクターも似たような性格になってしまうんじゃないの?と思ってしまうでしょうが、この作品はツンデレキャラを「規律」「孤高」「高飛車」「悪友(幼馴染)」など様々なタイプにすることにより、ツンデレにバリエーションを持たせています。

私立竜鳴館学園に通う主人公・対馬レオのところに、ある日従姉弟でレオの姉的立場の鉄 乙女(くろがね おとめ)が、レオの根性を叩き直すためにやってきます。
両親は長期出張中で、レオは乙女とふたりで暮らすはめに。
さらに乙女は、生徒会の仕事を主人公にも手伝わせます。
生徒会長の霧夜エリカに加え、幼馴染みで悪友の蟹沢きぬ、1年生で不良の椰子なごみが加わり、レオのドタバタ学園生活が幕を開けます。
果たしてレオは、強気な女の子たちばかりが揃っている生徒会で、上手くやっていけるのでしょうか…。


Fate/stay nightのレビューNo.3

『Fate/stay night』のレビュー3回目です。

『Fate』は、魅力的なキャラクター、夢中になれるシナリオ、美しく格好良いキャラが描かれたグラフィック、物語を盛り上げる画面効果なども相まって非常に完成度の高い作品です。

Hシーンも各ヒロイン複数回あり、美麗なグラフィックと相まってエロティックさがあるでしょう。

『Fate』は、ぬるい美少女ゲームに飽きているという人から美少女ゲーム初心者まで、広くお薦めできる作品と言えます。
物語が長いのでバッドエンドの数も非常に多いのですが、バッドエンドを迎えるたびに登場キャラクターで主人公の姉的な立場の「藤ねえ」がバッドエンドについてアドバイスしてくれる「タイガー道場」を見ることができます。
シリアスな本編とは打って変わってコミカルなもので、良いアクセントになっており、物語が長くてもダレることはないでしょう。

現在はアーケードで『Fate』の3D格闘ゲーム『Fate/unlimited codes』が稼働中で、2008年末にはプレイステーション2に移植予定です。

また、『Fate』のキャラを使った対戦アクションゲーム『フェイト/タイガーころしあむ』シリーズも発売されています。発売から4年経った今でも『Fate』の人気は衰えていません。

現在、美少女ゲーム界でトップクラスの人気を維持していると言っても過言ではないTYPE-MOON。
2009年には奈須きのこ氏による新作『魔法使いの夜』の発売が決定しており、また『月姫』の商業でのリメイクも予定されています。
まだTYPE-MOON作品を知らない人は、この機会に触れてみてはいかがでしょうか。


Fate/stay nightのレビューNo.2

『Fate/stay night』のレビュー2回目です。

持ち主のあらゆる願いを叶えるとされる「聖杯」。
7人の魔術師(マスター)はそれぞれ7騎の使い魔(サーヴァント)と契約し、聖杯を巡り戦う。最終的に聖杯を手にできるのはただ一組。
魔術師とサーヴァントは最後の一組になるまで殺し合わなければいけない。
主人公・衛宮士郎は幼い頃父に魔術を教わるも才能を見いだせず、半人前の魔術師として普通の生活を送っていた。
しかし偶然、すべてのサーヴァントの中で「最強」とされる「剣士」のサーヴァント・セイバーと契約してしまったことから、血みどろの聖杯戦争に巻き込まれてゆくことになる…。

この作品の魅力は、とにかく熱いキャラクター同士のバトルシーンでしょう。
サーヴァントは各々、セイバーなら剣、ランサーなら槍など武器を持ち戦います。
画面演出がすばらしく、剣戟の画面エフェクトや剣が交差する音などが非常にリアルに表現されていて、プレイヤーを物語に引きずり込んでくれます。

またキャラクターが多いのですが、味方から敵キャラ、脇役にいたるまで皆非常に魅力的で、敵キャラにも格好良さを感じてしまうでしょう。
セイバーや凜、ライダーなどの女性キャラも女性ながら非常に凛々しく素敵です。
美少女ゲームながら男性キャラが非常に立っているのも特徴で、アーチャーやランサーなどはとても男らしく雄々しいです。

物語はヒロインによって全部で3ルートあり、セイバールートが「Fate」、凜ルートが「Unlimited Blade Works」、間桐桜ルートが「Heaven's Feel」となっています。
物語は『月姫』と同じくかなり長いのですが、語り口の魅力やバトルシーンのスピード感もあって苦痛を感じることはあまりないでしょう。


Fate/stay nightのレビューNo.1

『Fate/stay night』を3回に渡ってレビューします。

2000年、「TYPE-MOON」という同人サークルから『月姫』という1本の同人ゲームが発売されました。
これはアダルトのビジュアルノベル作品で、同人ゲームとしては異例の長大なシナリオ、膨大なグラフィック、緻密に練られた世界観、魅力的なキャラクターなどで、またたく間に爆発的ヒットを記録しました。

同人作品にも関わらず、商業としてアニメ化もされ、また『MELTY BLOOD Act Cadenza』として格闘ゲーム化もされアーケードにも進出、フィギュアやアンソロジーコミックなど関連グッズも非常に多く発売され、美少女ゲームユーザーの間に一大ムーブメントを引き起こしました。
そのTYPE-MOONが『月姫』の大ヒットを受けて商業メーカーとして新生し、2004年に1作目として発売したのが今回紹介する『Fate/stay night』です。

『Fate』はシナリオは奈須きのこ氏、原画・キャラクターデザインは武内崇氏と『月姫』と同じスタッフが手がけたもので、発売前から非常に注目されており、いざ発売されると美少女ゲームとしては異例の20万本以上の大ヒットを記録しました。

TVアニメ化もされ、とくにメインヒロイン・「セイバー」の人気は凄まじく、いまだにフィギュアや関連商品が数多く出続けています。

『Fate』はメーカーが謳うジャンルは「伝奇活劇ビジュアルノベル」。美少女ゲームでは珍しい、少年漫画的なキャラクター同士のバトルがメインの物語で、効果的な演出も相まって多くのユーザーを熱狂させました。


KanonのレビューNo.3

『Kanon』の特徴は、日常場面の面白さにあります。

キャラクター同士の掛け合いが楽しく、思わず笑ってしまう会話が多いのです。
そんな日常を繰り返しつつも、雪に閉ざされた街を舞台に、5人のヒロインとの物語が展開されていきます。

どのシナリオも非常に切なく、胸が締め付けられるような展開が多いです。
音楽による効果的な演出も相まって、クライマックスでは号泣してしまう人も多いのではないでしょうか。

また、『Kanon』はヒロインたちのほかに、サブキャラクターもとても魅力的な点が挙げられます。
「了承」の一言で物事を承認してしまう名雪の母親の秋子さん、学校で友人になる、名雪の親友のクールな性格の美坂香里、舞と大親友で優しい性格の倉田佐祐理、孤独な雰囲気を漂わせている天野美汐など、どのキャラクターも物語を盛り上げるのに一役買っています。

『Kanon』が大ヒットしたことにより、その後多数のメーカーからも「泣きゲー」が発売されましたが、いまだ『Kanon』を超えるものはないという声も多いです。

『Kanon』はHシーンの要素は非常に薄いですが、エロゲーがHシーンだけのゲームだと思っている人には、「こんな素晴らしい作品があったのか!」と思わせる作品であると言えるでしょう。

「泣きゲー」に興味がない、Hシーンの薄いエロゲーなんかに興味がないという人も、食わず嫌いをせずにぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか。きっとこの美しい物語に感動できると思います。


KanonのレビューNo.2

『Kanon』のストーリーは、主人公の「相沢祐一」が、7年ぶりに昔暮らしていた雪に閉ざされた街で暮らし始める所から始まります。

この街で、祐一は5人の少女と出会い、物語が展開されてゆくのです。

登場キャラクターは、祐一を出迎えてくれる祐一の従姉妹の「水瀬名雪」、祐一が商店街を歩いているところをたい焼きの食い逃げ中にぶつかり出会う「月宮あゆ」、名前以外のすべての記憶を失っており、ただ主人公に復讐するという目的で主人公につきまとう「沢渡真琴」、剣を持ち、夜の学校でひとり魔物と戦う「川澄舞」、私服姿で学校で出会う、ストールを羽織った少女「美坂栞」の5人です。

名雪はおっとりしており、心優しい少女です。
母親である秋子さんが作る苺ジャムが大好物。

あゆは自分のことを「ボク」という元気な少女で、羽付きリュックがトレードマーク。
過去に祐一と出会っていたと言い、再会を喜びます。

真琴は記憶を失っているため水瀬家に居候することになり、いつも復讐と称して祐一に悪戯をしますが、大抵失敗してしまいます。
マンガと肉まんが大好物。

舞は祐一の一学年上で、無口・無表情で感情を表さない少女で、祐一はそんな舞のことが気になり親しくしようとします。
牛丼が好物。

栞は体が弱く学校を長期欠席している少女ですが、たまに私服で学校に現れます。
バニラアイスが大好物で、寒い屋外でも平気な顔をして食べています。

どのキャラクターも非常に個性的でかわいく、必ず気に入るキャラがいるのではないでしょうか。


KanonのレビューNo.1

今回紹介するソフトは、「泣きゲー」の代名詞とも言っても過言ではない『Kanon』です。

『Kanon』は、Tacticsで『MOON.』、『ONE~輝く季節へ~』を製作していたスタッフが独立し、「key」というブランドを立ち上げ、その処女作でした。
『MOON.』は宗教団体という暗いテーマを扱っていたため広く受け入れられたソフトではありませんでしたが、そのシナリオの良さは一部のユーザーに高い評価を得ていました。
そのスタッフが評価を確立したのが『ONE』です。
『ONE』は発売前はほとんど話題にならなかったものの、発売後、プレイしたユーザーの「泣ける」「感動する」といった口コミで徐々に評価が広がり、後の「泣きゲー」ブームの火付け役になった作品でした。

『Kanon』は、その『ONE』のスタッフの新作ということで、発売前から期待されていました。
発売後は、その感動する、泣けるシナリオで大ブレイクし、二度のアニメ化、フィギュア、グッズもたくさん発売されるなど、まさに大ヒット作になったのです。

登場キャラクターも非常に個性的で「萌え」ポイントを突いたもので、メインヒロインの「月宮あゆ」の「うぐぅ」という口癖などはファンの間で非常に流行りました。
ヒロインたちはそれぞれ好物の食べ物があるので(たとえばあゆはたい焼きが大好き)、影響されて食べてしまったという人も多いでしょう。

また音楽も主題歌を含め非常にすばらしく、物語を盛り上げるもので、keyの音楽といえば美少女ゲーム業界ではトップクラスの評価を得ています。


処女はお姉さまに恋してる レビューNo.2

「処女はお姉さまに恋してる」のレビューNo.2です。

この作品の魅力は、女装した主人公・瑞穂や瑞穂をライバル視する厳島貴子、すぐに瑞穂を男だと見破り不思議な友情を築く十条紫苑などの個性的あふれるキャラクターと、明るくコミカルなストーリーにあると言えるでしょう。

いつ周りの生徒たちに自分が男だとバレるかわからない瑞穂のドキドキの学園生活。
それでも瑞穂は、持ち前の気丈さで幾度ものピンチを切り抜けて徐々に学園に馴染んでいきます。
瑞穂を取り巻くキャラクターも皆個性豊かで、貴子、紫苑の他にも、瑞穂の幼馴染みで瑞穂を女装させて喜ぶ元気な少女・御門まりや、おとなしい性格の後輩で瑞穂を「お姉様」として慕ってくる周防院奏、まりやと仲が良い上岡由佳里、幽霊の少女・高島一子など一癖も二癖もあるキャラばかりでとてもにぎやかで楽しいでしょう。

音楽の質も高く、OP曲「You make my day!」、挿入歌「さよならの囁き」、ED曲「いとしいきもち」どれも名曲です。BGMもポップなものから格調の高いものまで幅広く、作品の雰囲気を良くするのに一役買っています。

この作品はキャラメルBOX一番のヒット作となり、アニメ化もされ、フィギュアやドラマCD、小説などの関連商品も多く発売されました。

「主人公が女装して女学院に転入する」という他には類を見ない設定のこの作品、お嬢様、お姉様として崇められる気分を味わってみたい方はぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか?
その独特の設定に、きっとハマりますよ。


処女はお姉さまに恋してる レビューNo.1

『処女はお姉さまに恋してるのレビューをします。


皆さんは、『マリア様がみてる』という小説をご存じでしょうか?
今野緒雪氏によるこの小説は、コバルト文庫という少女向けレーベルからの出版にも関わらず男性読者にも広く受け入れられ、大ヒットした作品です。


物語は、リリアン女学園の高等部に通う平凡な1年生・福沢祐巳が、ある朝、全校生徒の憧れである「紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)」こと、2年生の小笠原祥子に声を掛けられることから始まる、お嬢様学校を舞台にしたものです。
女の子だけのお嬢様学校の世界というのが男性には新鮮に映ったのでしょう。アニメ化も幾度もされ、シリーズ作品もたくさん出ている超人気作です。


その『マリア様がみてる』、通称『マリみて』的世界観を美少女ゲーム界に持ち込んだのが、今回紹介するキャラメルBOXの『処女(おとめ)はお姉さま(ボク)に恋してる)』です。

この物語の主人公は、なんと女装した男の子。
近年の「女装男子ブーム」の火付け役になった作品と言っても過言ではないでしょう。

主人公・宮小路瑞穂は、容姿端麗、文武両道だけどちょっと気弱な財閥の御曹司。
お祖父様の命令で髪を長く伸ばしており、外見は一見すると美少女にしか見えません。
そのお祖父様が亡くなったことにより、遺言で女装して男ということを隠し名門女子校・聖應女学院へと転入させられることになってしまいます。

しかも転入後、その完璧な立ち振る舞いや眉目秀麗さで全校生徒の人気を集めてしまい、全校生徒を代表する「お姉さま」である「エルダー・シスター」に選出されてしまいます。
果たして瑞穂の運命は…。


螺旋回廊のレビューNo.2

『螺旋回廊』は、アンダーグラウンドのサイトを扱っていることもあり、Hシーンはかなり凌辱色が強いです。

レイプ、監禁などかなり禁忌を扱ったものが多いです。
またEDENの人間達も、罪悪感など微塵も感じずに容赦なくヒロインたちを犯します。
ヒロインたちも強烈なトラウマを持っているキャラが多く、ストーリーはとてもダークです。

しかし、『螺旋回廊』はただの凌辱ゲームではありません。
普通の凌辱ゲームは男性側がただ己の欲望を満たすために女性を凌辱するものですが、この作品での主人公の立場は身近な女性達がEDENによる凌辱に巻き込まれるという被害者の側なのです。
見えない人間達にじわじわと追い詰められていく恐怖を味わう羽目になります。
よって、人によっては物語の展開にかなり鬱な気分になることでしょう。
EDもかなり後味の悪いものが多いです。

またこのゲームで特徴的なのは、「マルチアングル」システムです。これは、主人公視点で読んだ物語をヒロイン側の視点でふたたび体験するというもので、これによって登場人物の心理描写が際立ち、物語に深みが与えられています。

BGMはどれも場面に合ったもので、ゲームの暗い雰囲気を際立たせるのに一役買っています。

凌辱ゲームは女性を犯してお終いだと思っている方には、『螺旋回廊』を強くおすすめします。
そうでない方でも、インターネットの本当の恐怖を味わうために、プレイしてみるのはいかがでしょうか?
物事には必ず黒い面があるのだということを嫌というほど突き付けられます。
シナリオ、グラフィック、BGM、システムと総合的に見ても、非常に完成度の高い作品です。ぜひ一度プレイをお薦めします。


螺旋回廊のレビューNo.1

インターネット。
いまや現代の人々の生活に完全に浸透し、貴重な情報源になっています。
もうインターネットなしでは生きていけないという人も多いでしょう。
ですが、インターネットには必ずしも豊富な情報などの良い面だけがある訳ではないのもまた事実です。
近年話題になっている闇サイト、学校裏サイト…。
インターネットはまた、人を傷つけ、犯罪に巻き込む危険な場所でもあるのです。


そんなインターネットがまだ今ほど広まっていなかった2000年にrufから発売されたのが、今回紹介する『螺旋回廊』です。
当時はまだインターネットの黎明期だったこともあり、その圧倒的な描写のリアリティで、プレイした人たちを恐怖のどん底に突き落としました。
この作品で「赤鼻のトナカイ」がトラウマになった人も多いでしょう。
それほど強烈な作品なのです。


ストーリーは、大学の助教授である主人公が、教え子の水代葵からホームページのアドレスを教えてもらい、そこに行こうとしたとき、たまたま手違いで「EDEN」というアンダーグラウンドのサイトに入り込んでしまったところから始まります。
「EDEN」に集っている人間たちは、皆犯罪行為を楽しんでおり、特に女性を拉致・監禁・凌辱することを「遊び」と呼び一大イベントとして盛り上げている集団でした。
主人公が初めて「EDEN」を訪れた時、今まさに新しい「遊び」が始まろうとしていました。
主人公はあまりの衝撃的な掲示板の内容に最初は困惑しますが、そこに集う人間達の思考を冷静にサンプルとして取り上げようとします。
しかしその時からすでに、主人公の平凡だった日常は周りの人々とともに徐々に非日常に浸食されてゆき…。


こみっくパーティーのレビューNo.3

もし同人誌を好きな人で『こみっくパーティー』をプレイしたことがない人がいたら、ぜひプレイすることをお薦めします。
同人誌を描きながら女の子と仲良くなるという、夢のようなシチュエーションが満載だからです。

ゲーム中で起こるイベントも、同人誌やコスプレに馴染みのある人ならわかるわかるといった感じのものばかりで、共感できて楽しめるでしょう。

シナリオ、グラフィック、音楽とどれをとっても良くできており、Hシーンもグラフィックが非常に綺麗でエロさがあり、良作といえます。

キャラクターがかわいくシナリオのテンポも良いので気軽にプレイでき、美少女ゲーム初心者にもお薦めです。
美少女ゲームをやってみたいけどどんな作品からやったらわからないという人は、まず『こみっくパーティー』をプレイしてみてはどうでしょう?

現在、ドリームキャスト版を逆移植した『こみっくパーティーDCE』も発売されています。




こちらはHシーンがないかわりに、イベントや新キャラの「御影すばる」が追加されています。
PC版をプレイした人でもまた楽しめるのでお薦めです。

すばるは「ぱぎゅう」「ですの~」が口癖で、特撮で同人をしている女の子(でもすごく下手)。
突然のアクシデントで主人公と出会うことになり、そのマイペースっぷりに主人公は振り回されまくりますが、憎めないキャラです。

アニメ化、漫画化もされ、フィギュアも数多く出ている大ヒット作の『こみっくパーティー』、未プレイの方は気軽に楽しむ気持ちでプレイしてみてはいかがでしょうか。


こみっくパーティーのレビュー No.2

このゲームに登場する女の子は、皆何かしら同人やコスプレに関わりのある娘たちです。

主人公の高校時代からの友人で、オタクを毛嫌いしている高瀬瑞希。
作中の同人誌即売会「こみっくパーティー」の準備委員会のスタッフである優しいお姉さん、牧村南。
関西の中堅サークルの主催で、こみパにも遠征してきている関西弁の少女・猪名川由宇。
女子高生にしてこみパの超大手サークル主催の大庭詠美(ちなみに由宇とは犬猿の仲)。
創作の同人活動をしていて実力もあるのですが作風が地味すぎるためまったく売れていない少女・長谷部彩。
対戦格闘ゲームが大好きでこみパでも人気のコスプレイヤー・芳賀玲子。
家が経営が苦しい印刷所を経営している塚本千紗。
いつも眼鏡をかけた姿で和樹の同人誌を買いに来る謎の少女・桜井あさひ。

同人誌を描きながら彼女たちと仲良くなっていくのがこのゲームの目的です。
同人誌を描いているだけでも、女の子と仲良くしているだけでもいけません。
どちらもうまく両立させるのがこのゲームの醍醐味です。
どの女の子もとても個性的で、必ず気に入るキャラがいるのではないでしょうか。

キャラクターデザイン・原画は、美少女ゲーム界トップクラスの人気原画家と言っても差し支えないみつみ美里・甘露樹両氏。
グラフィックは256色にも関わらず、非常に美しくフルカラーのCGにも引けをとりません。
音楽もテンポの良いものが多く、コミカルなこみパのストーリーを盛り上げてくれます。
またどのキャラのシナリオも、ほろりと感動させられる場面があったりととても良くできています。


こみっくパーティーのレビューNo.1

オタクには馴染みの深い「同人誌」。オタクで同人誌を知らないという人はいませんよね。
同人誌というものを知らない人のために説明しておくと、素人が作った(プロも作ったりしますが)漫画や小説、評論の本のことです。

同人誌でもっとも多いのは、漫画やアニメ、ゲームなどのキャラを使ってオリジナルのストーリーを作ったもので、こういった作品は「二次創作」と呼ばれます。

毎年夏と冬の2回に開催される日本最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット」、通称「コミケ」では、世界中から何万という人が目当ての同人誌を求めて集まります。
たくさん同人誌が売れるサークルは「大手サークル」と呼ばれ、数千部以上売ることもざらではありません。
大手のスペース(サークルが同人誌を売る場所)には長い行列ができるのです。

コミケ以外にも、つねに全国各地で同人誌即売会は開催されています。それほど、同人誌はオタクにとって馴染みのあるものなのです。

そんな同人界を舞台にした、ありそうでなかった美少女ゲーム、それが今回紹介するLeafの『こみっくパーティー』です。

美大受験に落ちた主人公・千堂和樹は目標を失い無気力になっていたところを、悪友で濃いオタクの久品仏大志から「同人誌を作れ!」と半ば強引に同人誌の世界へと引きずり込まれ、同人誌を描くことになります。
同人誌を描きイベントに参加するうちに、いろいろな女の子と出会い恋愛ストーリーが展開されていくのがこの作品です。


Phantom -Phantom of Inferno-レビュー No.3

『Phantom』独自の画期的なシステムとして、ゲーム中で使う銃器を自分で選択できるというものがあります。
どの銃を選んでもゲームの進行には影響しないのですが、ゲームの雰囲気を出すのにはとても良い演出でしょう。

ゲーム中に登場する銃や車などは3DCGで作られており、銃は3Dで作られているため360度回転させて見ることも可能で、ゲームのリアルさや重厚さを出すのに一役買っています。
また銃器鑑賞モードがあり、ゲーム中に出てきた銃を説明付きで見ることができます。

このゲームの人物画はリアル系のタッチで、お世辞にも萌え系とは言えません。
しかしプレイすれば、この作品にはこの絵がとても合っていると思えるようになるので、絵で敬遠しないでぜひプレイしてほしいと思います。

音楽もどれも渋く、使いどころも上手く非常に場面に合っています。
シリアスな場面や緊迫感のある場面の迫力はすごいものがあります。EDの曲は場面と相まって、心に染み入るものがあるでしょう。
システムはMacromediaのDirectorを使用しているため少々使いづらいかもしれませんが、バグはありません。

このゲームは現在美少女ゲームで主流の「萌え」系に真っ向から対抗する究極の「燃え」ゲーです。
美少女ゲームが可愛い女の子が出てくるだけのゲームだと思っている人、普通の美少女ゲームにはもう飽きてしまった人には絶対にお薦めします。

燃える場面だけでなく泣ける場面も多く、必ず満足できるでしょう。


Phantom -Phantom of Inferno-レビュー No.2

『Phantom』のストーリーは、記憶を失った主人公が目を覚ます所から始まります。

ごく普通の学生だった主人公は、アメリカ旅行に来ている際に暗殺組織・インフェルノに捕らわれ、過去の記憶を一切消され、「ツヴァイ」という名前を与えられ、そこで自分と同い年くらいの無表情な少女・アインに出会います。

アインもインフェルノの暗殺者で、トップクラスの才能を持つため、主人公に暗殺者としての教育をします。
主人公はまたたく間に暗殺者としての才能を開花させ、インフェルノのトップに上り詰めます。
自らの人間としての感情を殺し人を殺し続け、自らも殺されかける生死の狭間で主人公が見るものは…。

この作品の魅力は、とにかくキャラクターとそのキャラクターが喋る台詞が非常に格好良いことが挙げられます。
キャラクターが皆、美少女ゲームのキャラクターとは思えないほどに渋く大人っぽいのです。
キャラが喋る台詞も燃えるものばかりで、たとえば

「もう神様に出番は無い。相応しい言葉など思い出してる暇は無い。
だが悪魔に祈る言葉なら今すぐにでも思いつく。
願わくば、あの敵を業火で焼く為に…
どうかサタンよ、この50発に必中の加護を。
我が手の9mmと45口径に一撃必中の祝福を。」

などや

「統べ方はあんたに教わり、殺し方はアインに教わった。
でも、一番肝心なことを教えてくれたのはあんたたちじゃない。
裏切り方を教えてくれたのは、な」

など、プレイしていて鳥肌が立つようなものばかりです。
台詞の格好良さでは映画にも引けを取りません。


Phantom -Phantom of Inferno-レビュー No.1

皆さんは、「美少女ゲーム」と聞いて何を連想するでしょうか?

可愛い女の子たち、楽しい学園生活、胸がときめくようなイベント…そういったものですよね。
でも、そういった「美少女ゲーム」の固定観念をぶち壊したのが、今回紹介するNitro+のデビュー作にしてヒット作の『Phantom -Phantom of Inferno-』なのです。

『Phantom』は、美少女ゲームというジャンルの作品にも関わらず、展開されるストーリーはハリウッド映画ばりのガンアクション、カーチェイスなどのハードボイルド調なのです。

この作品はメーカーのデビュー作で、また「萌え」系路線の作品でもなかったため、発売前はまったく注目されておらず、初回出荷数もかなり少ないものでした。
しかし発売後、プレイしたユーザーの「シナリオがとても面白い」「熱い」「燃える」といった評価で口コミやネットで評判が広まりヒット作となり、結果Nitro+と、シナリオライター・虚淵玄(うろぶちげん)の代表作になったのです。

『Phantom』で美少女ゲーム界で独自の地位を確立したNitro+は、その後も「燃え」系などのブランド色の強い作品をリリースし続け、ファンに強い支持を受けています。
また、近年はNitro+CHiRALというボーイズラブ専門ブランドを設立し、『咎狗(とがいぬ)の血』、『Lamento -BEYOND THE VOID-』などの作品をリリースし、こちらも女性に高い人気を得ています。


Home > 2008年12月

Return to page top

  1. 無料アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。